2026.10.01

各地で天災の被害が発生した先月、被災地の状況等、連日報道されておりました。私達も26年前東海豪雨と言う天災の被害に遭った経験があり、被災地の方々の苦労や物理的・精神的被害などを考えると胸が痛みます。一日でも早い復旧と普段の生活への復帰をお祈り申し上げます。
東海豪雨の時の話ですが、私は今とは違う職種でしたが、その仕事上様々な職種の被害を目の当たりにしました。それと同時に復旧作業をされている様子も見る機会がありました。ある地域で見た光景が印象に残っております。その地域では、ある会社の社長さんが周りの会社や民家の方へ積極的に声掛けをして、人を集めて1件ずつ順番に片付けをしておりました。その社長さんの号令で皆んなが協力して互いの敷地内の片付けを済ませ、終わったら次の敷地へと言う流れで次々にこなしていたのです。それだけでも凄いなぁと思っていたのですが、その社長さんは皆んなの表情を見ていてある程度時間が経つと、「休憩しましょう!!」と言って自分の車のドアを開け発泡スチロールの大きな容器を開けるとそこには氷水に浸された沢山のジュースがありました。それを協力してくれている皆んなに振る舞っていたのです。聞くと少し離れた自宅付近のコンビニで朝会社に来る前に仕入れてきたそうです。普段からのお付き合いの仕方や、社長さんの人柄があって成立したことではあると思いますが、本当に凄いなぁと感じると同時にいろんな事を教えてもらったような気がして今でも鮮明に覚えています。
社長さんの立場から考えると、自分の会社だけ片付ければそれで済んだ話だと思うのですが、日頃お世話になっている地域の皆さんの事も考えて「皆んなで一緒にやりましょう」と声を掛けて "困った時はお互い様" と言う形にもっていって、申し訳ないと思う感覚を無くすと同時に一体感を出しているのだろうと感じました。
当然作業が終わった時には、最高の達成感と絆が生まれていたことでしょう。窮地にこそ、より堅固な絆を結ぶチャンスが転がっているかもしれませんね。普段の生活でもチャンスを取りこぼさないようにしたいものです。
「患難相救」